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ネタ 真里亞のアレはひぐらし影響? 譲治は先週指輪を見ていたはずなのに、秀吉に確認したのは原作補正?
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基本的な世界観 ひぐらしの要素をポケモン風に改変したと思ってくださって結構です。 ただ、オヤシロさま的要素においては、少々複雑化してしまったので、 後の項目に説明をのせておきます。 「オヤシロさま」的要素 「オヤシロさま」、つまり人間よりも上位にいる神や鬼の存在です。 一言で言ってしまえば、「神」とは「ポケモン」のことを言います。 「てっかにん」世界では、シンオウ地方全域に、以下の価値観が浸透しています。 ディアルガとパルキアは、世界の原初たる存在(アルセウスではない) その2体より、人やポケモンなどが生まれた。 2体の分身として、エムリット、ユクシー、アグノムが生まれ、この3体が人やポケモンの魂の審判を行う。 そして、これに加わってワカバタウンではこのような信仰があります。 ポケモンと人の仲介役としてホウオウが鎮座する ホウオウは常に双方の監視をし、悪い行いには祟りを下す。 これが「てっかにん」におけるオヤシロさまの祟りです。ポケモンは「神」であり「鬼」でもあります。
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わたし、圭ちゃんにとって、なんなのっ!! ねえ? 圭ちゃんにとって、わたしはなんなの……単なる、お友達なの? ねぇ、教えてよ!! 圭ちゃんにとって、わたしはなんなの!? 圭ちゃん、圭ちゃんの方から、わたしにキスしてくれたことないじゃないっ!! 圭ちゃんの方から、わたしを抱き締めてくれたことないじゃないっ!! わたし、圭ちゃんにいっぱい、アプローチしたのに……。 それでも圭ちゃんは気付いてくれなくて……。あの図書館でのことは、わたしの精一杯の勇気だったんだよ…… なのに、圭ちゃんは答えを出してくれなかった……。わたし、怖くなった。 もしかして、圭ちゃんは、わたしのことなんて、どうでもいいと思ってるんじゃないかって。 わたしは、だから怖くなった。『好き』って一言を、圭ちゃんに言えなくなった。だって、拒絶されたら怖いもんっ!! わたしの気持ちは、鬼隠し編の時から変わってない。だけど、圭ちゃんの気持ちは、わたしにはわからなかった。 わたしは、圭ちゃんとは撲殺の思い出しかもってない。だから、圭ちゃんとの新しい思い出を作ろうって、わたし、必死だった。 わたしも昔のわたしじゃなくて、新しい自分に変わろうって必死だった。圭ちゃんの好きな女の子になりたいって思った。 でも、どんなに頑張っても、圭ちゃんがわたしをどう思っているのかわからなかった……。わたし、こんなに圭ちゃんのことが好きなのに…… もしかしたら、わたしのこの想いは、圭ちゃんにとって迷惑なものなのかもしれない。 そんな風に、わたしは考えるようになってきた。だから、やっぱりわたしは圭ちゃんと友達でい続けようと思った。 圭ちゃんにとって、わたしってなんなのか……。それを考えるだけで、怖かったから。友達なら、こんな想いをしなくてもすむと思ったから…… わたし、このままでいいと思った……。わたし、このままでもいいと思ったのに…… でも、詩音達がバカップルになって、わたしは本当に一人ぼっちになって……。そしたら、このままじゃ嫌だっていう気持ちが湧いてきて……っ そして、やっぱりわたしは、圭ちゃんのことが忘れられないんだって思ったの。思いが抑えられなくなってきちゃって……っ だって圭ちゃんは、わたしの初恋の人なんだもの……。ずっと、ずっと好きだったんだもの…… わたしは……わたしは……っ。圭ちゃんのこと、わたし、鬼隠し編の頃から大好きだった。 だから鬼隠し編の頃、圭ちゃんに仲間じゃないって言われたとき、すっごく泣いたんだよ。すっごく泣いたんだから……っ。 でも、圭ちゃんとは笑顔で付き合いたいと思って。好きだったから、圭ちゃんにわたしの笑顔を覚えていて欲しかった。 そして、いつかまた、圭ちゃんと遊べるって思って……。 だからわたしは、圭ちゃんのお見舞いのあの時、精一杯の勇気を振り絞ったんだよ。 落書きしようと悪戯したよね。わたしにとっては、あれは精一杯の勇気だった。 もしかしたら、圭ちゃんともう遊ぶことはないかもしれない。でも、わたしはそうしても圭ちゃんが好きだった……。 圭ちゃんとの繋がりを消したくなかった……っ。だから、悪戯をしたんだよ。 あれは、圭ちゃんにとって、ささいな悪戯だったのかもしれないけど……。わたしにとっては、とても大切な悪戯だったの……っ たとえ嫌われても圭ちゃんとの関係を、唯一、繋げてくれる悪戯だったから……っ。 圭ちゃんがあの悪戯を受け入れられなかった時、わたしは本当に悲しかった。だから無言で殴られたんだよ……っ でも……。本当に長かった……。圭ちゃんとの再会までの時間は、わたしにとっては本当に長かった……。わたしは、一生懸命におはぎを作り続けた。 いつか、このお菓子が圭ちゃんの舌に届くんじゃないか、って…… でも、世界を経るにつれて、こんなことをしても、意味がないんじゃないかって思えてきた……。 だって、こんな小さなおはぎの味なんて、こんな大勢の人がいる世界で、圭ちゃんの舌にだけ届くなんてありえないもの……っ それでも、わたしはこのおはぎにすがるしかなかった……。あの悪戯にすがるしかなかった。 わたしにとっての、圭ちゃんとの接点。それは、このおはぎと、あの悪戯しかなかったから……っ そして、何度目のループのとき……、この世界に移ってきた時……。わたしの願いが、ようやく届いた…… 分校の教室で……。圭ちゃんが立っていた……。圭ちゃんは最初、わたしのことがわからなかったみたいだけど…… わたしには、すぐにわかった。心臓が張り裂けそうだった。心が……飛び出しそうだった。 そして、これが最後のチャンスなんだって思った。神様がくれた、最後のチャンスなんだって。 わたしの気持ちを圭ちゃんに伝える、神様からの最後のチャンスなんだ、って……っ だけど、圭ちゃんは、昔と一緒で、わたしの想いには全く気付いてくれなかった。だからわたしは、圭ちゃんに行動で知らせようと思った。わたしの想いを…… でも圭ちゃんにとって、わたしはいつまでも、学校の親友のままだった。わたしにとっては、精一杯の勇気だったのに……。 圭ちゃんはわたしのそんな心に、気付いてくれなかった……っ だから、わたしは怖くなったの……。もしかしたら、わたしのことを、圭ちゃんはなんとも思ってないんじゃないか……。だから、最後の賭けだった……っ 図書館での勉強会……。でも圭ちゃんはやっぱり、何もわたしに、示してくれなかった…… わたし、本当に怖くなって……。圭ちゃんの気持ちが、わからなくなって。だからこのまま、親友の関係でいいと思った…… でも、詩音達がバカップル化して…… ……わたしにだって、わかってた。圭ちゃんが、鬼隠し編の時とは違うってこと。 でも、わたしには鬼隠し編の時の圭ちゃんの思い出しかなかったんだもんっ。 悟史と詩音みたいに、症候群の治療中から今まで、ずっと一緒にいられたわけじゃなかったんだもんっ 圭ちゃんとの空白との時間……。それを取り戻そうと、わたしは必死だったんだよっ そして、わたしも変わろうと必死だった。過去のわたしじゃなく、あたらしいわたしになろうと必死だった そうすれば、圭ちゃんはわたしに振り向いてくれるんじゃないか……。 親友のわたしじゃなくて、新しいわたしなら。圭ちゃんは振り向いてくれるんじゃないか、って思ったの……っ だから、詩音のふりだってしたんだよっ。わたしも、変わろうって……っ。昔のわたしじゃなくて、新しい自分に変わろうって。 だけど、それでも圭ちゃんはわたしを見てくれなかった……っ。圭ちゃんは最後まで、わたしを見てくれなかった……っ 嫌いなら嫌いって、はっきり言ってよ……っ!! わたしに気のあるそぶりを見せないでよっ!! 今、ここで、わたしのことが好きなのか、答えてよぉ……っ そうしないとわたし、圭ちゃんのこと、いつまでも想い続けちゃうじゃない……っ!! 苦しいんだから……っ!! 想い続けているのは、とっても苦しいんだから……!!
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お前ら鬼畜だからみんな死んでいいよ、ついでに管理人も死んでいいよ
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「こっちだぁああぁぁぁぁ~~!!」 半ば開き直りながら魅音からトランプを一枚引き抜く! そこには俺の求めていた一枚がッ! 「あっ!?あるぇ~?ななな、なんでわかったの?圭ちゃんなら絶対にこっち選ぶと思ったのにぃ~~!」 魅音が顔を真っ赤にして地団太を踏む。絶対に負けはないと思っていたらしい。 「私も圭一さんなら絶対に左のカードを選ぶと思いましたのに、右を選んだのはどうしてですの?」 「まぁ俺も雛見沢に来て長いんだ。魅音の考えてることくらいわかるようになってきたぜ」 「なんか嘘っぽい~」 あぁ嘘だぜ。だが俺が勝ったことには間違いないッ! 「まぁまぁ魅ぃちゃん!今回の勝負は魅ぃちゃんの負けだから、おとなしく罰ゲーム引いて!」 「はいよぉ~」 ふてぶてしく魅音は箱の中から罰ゲームの書かれた紙を取り出す。 「なんて書いてあるのですか、み~?」 「っーーーーーー!?」 魅音の顔が音を立てて赤くなった。 「な、なんて書いてあるの魅ぃちゃん?レナたちにも見せてよ」 「いや、なんでもない!コレは駄目!次のに行こうッ!次ッ!次ッ!」 真っ赤になった魅音は両手をブンブンと振って罰ゲームの内容を見せまいとしている。 魅音が慌てるくらいなのだから、それはとんでもない内容なのだろう。 「内容くらい教えてくださらないと、そんなの納得できませんわ。それに少なくとも敗者にはそのような選択はございませんことよ~?」 そのとき!俺の膝くらいの高さを何かが通り抜けて行った。 それは梨花ちゃんだった。梨花ちゃんが魅音の右手の用紙めがけて飛んでいくッ! CS板でゲイボルグの一枚絵があったからって、今度はサイコクラッシャーか…。 やっぱオヤシロさまの巫女は違ぇなあと感心していると。 「勝者に34回胸を揉まれる」 梨花ちゃんは、その場にいた者の心に直接届くような優しさに満ち溢れてた声で、そう告げた。 教室には二人、なにをするでもなく椅子に座って互いの出方を伺っていた。 (ちょっと~どうしたらいいのよぉ~?圭ちゃんに胸揉まれるって…一体誰が書いたのよ~?) 魅音はなんとなく書いたのは梨花ちゃんじゃないのかと思っていたが、確証がなく悶々としていた。 レナが気を利かせて(?)二人だけにしてくれたのだが、今思うとみんながいてくれたときにしてもらった方がよかったのではないかとも思えてくる。 (あぁ~!!こんなの圭ちゃん以外が勝てば、まったくどうでもいい罰ゲームなのになんでこういうときだけ圭ちゃんは勝つのかなぁ~。絶対おかしな運もってるよぉ~~) (どうしたらいいんだろっ、こういうとき? 1『いいよ、圭ちゃんなら…』 2『胸なんて、なかった』 3『圭ちゃん、気にしないで!おじさんを男だと思って、ドーンと来い!』 …あぁ~!どれも違う気がする!!本当にどうしよう?しかも実際に圭ちゃんに触られたりなんてしたら…ッ!!) 「なぁ、魅音?もうそろそろ帰らないか?」 「ふぇ?でも罰ゲーム…」 「まぁ、あいつらもココを監視してる訳じゃないんだし大丈夫だろ。なんか適当に感想言えばなんとかなるって!」 「でもレナがもし、ちゃんと罰ゲームしなかったら『リアルオヤシロ様ごっこの刑』に処するって…」 「まぁその刑がどんなものかわからないのが怖いが、大丈夫だろ。それとも魅音は俺に胸をこれでもかってほど揉まれたいのかぁ~?」 圭一はわざと手をワキワキと動かして魅音に詰め寄る。 「いやっ!それは…でもいいのかな…?委員長としてちゃんと罰ゲームしないと…会則第…何条だっけ?」 「俺も魅音のそのけしからん乳には前々から興味を持っていたんだが…」 「け、圭ちゃんッ!そんな目でおじさんを見てたのッ!?」 「いや、待てッ、魅音!その嘘…ではないが、違うんだ…」 「圭ちゃんのエッチ…」 「っーーーーー!?だから魅音!今日のところは何もせず帰るって言ってんだから別にエッチとか…」 「今日じゃなかったらするんだ…」 「そ、そんなつもりは…あぁ~わかったよッ!じゃあお望みの通り、今ッ!ココでッ!揉み倒してやるッ!!!」 「ちょ…じょじょじょ、冗談でしょ!?け、圭ちゃぁん!?」 「ぷぷぷ…ははははは!! あぁ冗談だから帰ろうぜ。もう遅いしな」 (えっ!?本当に何もしないんだ…そ、そうなんだ…なんか残念…じゃなくて…よかったなぁ…?) いつもの帰り道。圭ちゃんは普段となんら変わらない会話を続けてる…。 罰ゲームのことは、本当になかったことになっていて…。 「じゃ、また明日な。数学の宿題忘れずにやっとけよ!」 圭ちゃんはそう言って、手を振りながら背中を向けた。 (このままじゃ、本当に何もなかったことになっちゃう!いくら圭ちゃんでも急に胸を触られるのはイヤだけど…でも!) 「な、おい魅音!?な、何してんだよ!?えっ、ちょっ、お、おい!?」 私は圭ちゃんを後ろから抱きしめていた。 (あぁ~~っ!?ななな、何やってんの、私?うぅ~、恥ずかしいけど…でも、この体勢じゃ顔は見られないし…) 「み、魅音…まさかここからバックドロップに発展するんじゃないよな?」 「し~な~いぃ!!!そのぉ…そう! 明日みんなから罰ゲームの感想聞かれたときに『魅音の胸は筋肉ばかりで硬かった~』なんていわれないように…、ね?」 「あっはははっ…。そうだな…はははは…」 「どうしたの?圭ちゃん?前かがみになって?」 「いや…ははは…気にするな…。魅音に投げられないように踏ん張ってるだけだ…ははは…」 「だから投げないってばぁ!」 「そ、そうだよな…っていつまでこうしてるつもりだ?」 「う~ん…もうちょっとこうしてよっかな?圭ちゃん、少し困ってるみたいだしぃ~?」 「あっ!魅音、お前なんかずるいぞ!」 「幸いなことに誰もみてないしね~、もうちょっと圭ちゃんを困らせてみよっかな~?」 「…好きにしろっ!」 「♪」 もっとこうしていたかったけど、遠くで車のエンジン音が聞こえて、どっちからともなく二人は離れた。 (離れようと思ったら、自分でも離れたのに…うふふ♪) 「じゃ、もういいよな?それじゃあな!魅音!」 圭ちゃんは少し前かがみになりながら小走りで帰っていった。なんかカワイイ♪ …。 翌日の放課後。 「圭一くんに魅ぃちゃん!昨日の罰ゲームちゃんとやってくれなかったんだよね?だから二人とも罰ゲームなんだよ、だよ?」 「な、レナ!?なんでそんなことわかるんだよ、オイ!?」 「わっ!バカ、圭ちゃっ…」 「やっぱりちゃんと罰ゲームを履行してなかったのです。オヤシロ様ごっこのコスチュームを公由に用意させた甲斐があったのです。にぱー☆」 「な、なにぃ…!?」 「では、舞台を祭具殿前へと移すのでしてよ~!」 そこで俺と魅音は巫女さんの衣装に変えられて…。魅音はともかく、俺がこの衣装を着るのは神への冒涜なのではないのか? 「大丈夫なのですよ、圭一。オヤシロ様も大爆笑なのです、あぅあぅ」 うぅ…あんな初歩的なミスをこの俺が犯すとは…。悔やんでも悔やみきれねぇぜ…。 それにしてもこの衣装、脇のあたりが開いてて…魅音を横から見ると…よ、横乳が…。脇に絶対領域…。た、たまらん…。 魅音の高校生とは思えない二つのでカメロンの付け根が、今惜しげもなくッ!あぁそれってどんな横乳だよ…。 「け、圭一さんの魅音さんを見る目がいやらしくてよ~」 沙都子が蹴りを入れる。 「け、圭ちゃん!?な、ぁあ?!」 魅音もドコを見られてたか気づいた様で、腕を組んで絶対領域を死守する…。ちぇ。とりあえぜ沙都子を全力で投げ飛ばしておく。 「それじゃあ『リアルオヤシロ様ごっこ』開始なんだよ、だよ?」 俺はレナの説明を聞いて、その通りにセリフをしゃべる。 圭一「かかってこい!!このバケモノがぁああぁあああぁぁ!!!」 魅音「ぎゃあぁああぁぁああぁあぁっぁぁぁ!!!!」 ………。 「なんか全然おもしろくないね?どうしてだろ?どうしてだろ?」 「でも魅ぃは胸を隠して、相当堪えてるようです」 「じゃあこう変更しよっか!」 圭一「かかってこい!!このおっぱいオバケがぁあぁぁああぁぁ!!!」 魅音「うわぁああぁあぁぁぁぁあああぁん!!!!!」 「み、魅音さん、泣いてますわよ?いいんですの?」 沙都子は見てはいけないものを見てしまったような顔で怯えている。 「レナが満足するまでやらせるといいのです。レナはこの前魅ぃに『レナは肩凝らなさそうでいいなぁ…』っていわれたのを相当根にもっていますです」 ……。 雛見沢は今日も平和のようです。 「かかってこい!!この乳だけ女がぁああぁあああぁぁぁああ!!!」 「うっく…うぅ…け、圭ちゃぁああぁあぁあん!!」 終 1『いいよ、圭ちゃんなら…』 「いいよ、圭ちゃんなら…」 (あぁ~!何言ってんの、私ぃ~~!?そんなこと言ったら!言っちゃったらぁ~!) 「はぁっ?お前本気で言ってんのか?魅音!やっぱ嘘~とか言うなら今のうちだぞ!」 「圭ちゃんなら…少しくらいいいから…ね?早く終わらせちゃお?」 魅音は椅子に背をもたれて圭一を上目遣いで眺めている。 そのしぐさがいつもの魅音とは違う、とても艶かしいものに見えた。 「あぁ、わ、わかった…」 圭一は少しためらったあと、魅音の胸に手をのせた。 「ほ、本当にいいのか…?ってここまできといてなんだが…」 「う…うん、早く34回揉んじゃってよ…」 「さ、34回ってのは両手なら17回ずつなのか?それとも両手でも34回なのか?なぁ、そこんとこのルールはどうなってんだよ?」 「別にどっちでもいいから…早くしちゃってよ…」 圭一の思い切りのなさに魅音は少し呆れていた。 でもそれが圭一の良さなんだと嬉しく思う、矛盾する考えも同時に持っていた。 「じゃあ、失礼して…」 「うん…」 圭一は恐る恐る魅音の胸を弄(まさぐ)る。 魅音にはそれがくすぐったいものでしかなかった。 「あっひゃひゃ!く、くすぐったいよ…圭ちゃん!?」 「いや、そう言われたって…」 圭一は律儀にも1、2、3と回数を数えながら胸を揉み続ける。そしてその数が17となった。 「これで両手合わせたら34回だ。文句あるまい!って、なんか俺への罰ゲームみたいにも思えたが…」 「おじさんだって圭ちゃんにこんなにくすぐられるとは思わなかったよ!なはは…」 「別にくすぐったわけじゃないけどな…」 圭一は揉み終わるとすぐに自分の席について、魅音に背を向けた。 「圭ちゃ~ん?なんでおじさんに背を向けるのかな?なんか隠してない?」 「な、なにも隠し事なんてしてなぇよ!俺たち仲間だろッ!?仲間は隠し事なんてッ!?」 「じゃあこの固くなったオットセイ☆さんはなんなのかなぁ~?おじさんにはよくわかんないけどぉ~?」 「はっ!魅音!?お前…ちょっと待て!自分が何握ってるのか…」 圭一は魅音の目を見て椅子から転げ落ちる。 その目は、見るもの全てを射抜いてしまう鷹の目そのものだった…。 「うっ…うわぁあああぁあぁ…!!!」 パコン! 気づけば圭一はとっさに握った分厚い古語辞典で魅音の頭を力いっぱいに殴っていた。 まずい…。これはまずい…。 いきなりのことでびびってしまったとは言え、思いっきり殴ってしまったのはとてもまずい…。 たぶん脳震盪で気絶しているだけだろうが、魅音のことだ…仕返しが怖い。 とりあえず、気が付いたときの最初の一撃が怖い…。 俺はロッカーの中から縄跳びを出して、それで魅音を後ろ手に縛り上げた。 「なんか、さらに怒りそうだが…」 魅音は健やかに寝息を立てている。それと同調するように、その大きな胸が上下に動くッ…。 「っーーーーー!」 どうしてもさっき揉んだ魅音の胸の感触が甦る。 表面的には何も考えてないように振舞っていたが、初めての行為に心臓が口から出てくるのではないかというほどに興奮していた。 もう一度、魅音に触れてみたい…。今なら眠っている…大丈夫だッ! それにまだ17回しか揉んでない。あと17回だけ…。 再び魅音の胸に触れる…。柔らかい…。 ずっとこうしていたい気持ちに駆られる、そんな感触。 そしてもっともっと感じたい…そんな欲望がこみ上げてきて、圭一は魅音のシャツのボタンをパチン、パチンと外し始めた。 シャツの中にはかわいい柄のブラジャーとそこからはみ出さんばかりのものがあった。 「うっ…!」 圭一にも少し罪悪感が現れてきて、本当に触っていいのかという疑問が生じ始めた。 だが、ここで後戻りできるほど圭一は大人ではなかった。 ブラのはずし方はわからないので、ブラの下に手を滑り込ませて魅音の乳房に直に触れるッ! 服の上とは全く違う感触に自制心というものが崩れ落ちる。 そして圭一は17回という免罪符を忘れて、何度も何度も魅音の胸を揉み続けていた。 「んん~~~っ!?け、けけけ圭ちゃん!?ちょっと、あんた何してんの~~~?」 「何って…その…」 魅音が起きることを全く想定してなかった圭一はただただ狼狽する。 「け、圭ちゃんが…こ、こんなこと…し、しかも腕まで縛って…へ、変態ッ!」 「み、魅音…ちょっと待ってくれ…その少し説明が難しいんだが…」 「この状況で何が言えるってぇの!?もぅ、最低ッ!」 「あ、あの魅音…その…こんなときにこういうこと言うのはおかしい気がするけど…でも本当なんだ…俺…」 「今日はもう圭ちゃんの話なんて聞きたくない!」 「俺…こっちにきてから、まだ日が浅いけど、その…魅音のこと、たぶん、ずっと前から好きだったんだ…と思う」 「っーーーーー!?」 「だから…こんなことしちまった…ていうのはズルイってのはわかるんだけど、ただ興味本位でしたとかじゃなくて、魅音が好きで好きでしょうがないからこんなことしちゃったっていうか…」 「わかったから、早くこの縛ってるのほどいてよ」 「あぁ!すまなかった。今ほどくからッ!」 縄跳びをほどき魅音の腕を自由にする。 「ほら、コレで…ッ!?」 ブンっ!! 一瞬何があったのかわからなかった…。急に視界が90°回転したかと思うと頬に少しの痛みが走った。 「圭ちゃん!最低ッ!大ッ嫌い!」 魅音は目に涙を溜めていた。そしてそれが流れだすのを必死に堪えていたようだった。 (最低?大嫌い?俺、ふられたのか?) まさか…?魅音は俺のこと好きだったんじゃないのか? むしろレナも沙都子も梨花ちゃんも…。みんな俺のことを好きだと思っていた。 少なくとも魅音だけには好かれてるって自負があっただけに…なんて情けない…。 俺は大馬鹿野郎だッ!こっちでは女の子にモテモテであわよくばハーレムなんて…考えてた自分が、ものすごく情けない…ッ! いや、そんなことより…大好きだってやっと気づけた魅音にこんなこと言われるなんて…。 俺は泣いていた。嗚咽をもらし、肩を震わせながら…。我慢できなかった…。 …。 何分くらい、そうしていたんだろう? 「あのさ…圭ちゃん?」 「ほっといてくれ…」 「いや、そのさ…泣いてるの?」 「見りゃわかるだろッ!」 「あのさ…なんでまた泣いてるの?」 「好きな子にふられたら、男でもこうなるって俺も初めて知ったよ…」 「あはは…圭ちゃん本気だったの?」 「本気も本気だッ!」 「じゃあ…その…」 「へっ!?」 「許してあげる…私も圭ちゃんのこと大好きだから…」 「へっ!?お前さっき、大嫌いって?」 「それはッ!人が寝てるときにあんなことするからだよ!あんなこといくら好きな人でもされたら恐いんだから!」 そう言って魅音は俺の頬を舐める。 「あは、しょっぱい♪」 その魅音の笑顔を見て、全てがふっとんだ。魅音の意外と華奢な体を思いっきり抱きしめるッ。 …。 「圭ちゃん、さっきからおっぱいばっか触ってる…」 さっきから俺の右手は魅音の左胸にそわせている。なんか落ち着くし…。 「魅音…あのな…」 「何?圭ちゃん?」 「魅音が気を失う前な…お前俺の大事なオットセイ☆にいたずらしただろ?」 「あっ!?あっでもあれは…」 「よく考えたら魅音もチェリーの俺にひどいことをしたと言えないか?よってお仕置きだッ!」 「えっ?でもあれはノーカンでしょお…ってダメ?」 「ダメっ!」 俺は魅音の上着を全て脱がし、ロングスカートも剥いてやった。魅音は下着一枚だけになり、必死に胸と下を隠している。 「圭ちゃんも脱がないと不公平だよぉ…」 「それもそうだな…」 俺もトランクス一枚を残し服を脱ぎ捨てる。 「圭ちゃんは男の子なんだから全部先に脱いでよ…」 「却下だッ!」 俺は魅音を押し倒し、胸に顔を埋める。 暗くてよくわからないが、魅音の大きな胸はとてもいいさわり心地でずっとこうしていたい。 「んもぅ~圭ちゃん。赤ちゃんみたいぃ~!」 確かにこう胸ばかり弄ってると、子供っぽいな…。今度は左手でお尻に触れてみる。 「ひゃっ!?」 「なんだ…魅音!?胸よりお尻の方がいいのかぁ?とんだ変態さんだなぁ~?」 「し、知らないよぉ~。そんなの!」 魅音のお尻に対する反応がいいので、楽しくなって魅音のお尻を楽しむ。 となると、魅音のバックを取りたくなるもんだ。 魅音の体を力ずくで回転させて、その背中を抱きしめるッ! 「あっ…っ!!」 「ふぇ…?っーーーーーー!?」 ずっと失念していたが魅音の体には刺青が彫られているといつか聞いたことがある。 そして俺の目の前には立派な鬼の刺青が確かに…あったッ! 「圭ちゃん…見ちゃった…よね?」 「あ、あぁ…本当にあったんだな?」 「う、うん…。こんなの見たら引いちゃうよね…。私の背中…変だよね…」 …。 重い空気が流れる。俺は魅音がこの刺青を背負わされて、今までにどれくらい辛い思いをしてきたかわからない。 だから、俺には魅音にかけてやる言葉が見つからない…。でもッ! 「ひゃっ!?ちょ!け、けけ、圭ちゃあん!?」 俺は魅音の背中を舐めた。この刺青が俺の舌で消えるなら…そう思って舐め続けた。 「んっ!くぅ!ちょ!圭ちゃん!?それ…ちょっと…マジでやばい…あふぅん…」 「どうしたんだ魅音?情けない声出して?」 「べ、別に何でもないよ!?圭ちゃんこそ!急に背中なんか舐めて変態さんだよぉ!…ひゃう!」 「じゃあ背中舐められてこんなに感じてる魅音はもっと変態さんだなぁ…。」 「圭ちゃんの、ばかぁ…くふんっ!」 魅音の背中を舐め続ける。魅音の性感帯はお尻かと思っていたが背中だったとは…。このエロ頭首様め…。 「圭ちゃぁん…あの…あのさ…」 トロンとした目で魅音が俺を見つめる。 「どうした、魅音…そんな背中舐められるのいいか?」 「!? そ、それはまぁ、…いいって白状するけど…さ。そのね?なんか忘れてないかなって…?」 忘れた?確かにゴムは持ってないけど…畜生、こんなことなら先物取引しておくべきだったぜッ! 「そうじゃなくて、き、……とか」 顔を真っ赤にして魅音が何か言っている。小さい声で聞き取れない。 「だからぁあッ!」 意を決したかのように魅音が顔を近づけて、唇と唇が触れ合った…。 「うむっ!?」 ファーストキスはいちご味なんて言うけど、あれは嘘だ…。現実は、なんというか生々しい。 初めての味覚にポーっとしていると魅音の舌が俺の口の中に入ってきた。 「んっ~?ぅうっ~ん!?」 なんで初めてのキスでこんなことを?いろんなことを考えていると魅音の方から唇を離した。 「はぁ…はぁっ、圭ちゃんのファーストキスげっと~♪」 「おっ!おまっ!お前なんでこんなに上手いんだよ?」 「えっ?だってたくさん練習してきたんだもん…。圭ちゃんとする日に備えて…」 「ってそれで他の男と練習してたら本末転倒だろぉ~?俺はなんなんだよぉ~?」 「えっ?別に男の人と練習したわけじゃなくって…レディコミを参考にしてさ…」 「参考にして?」 「まえ圭ちゃんにもらったお人形で練習してた…」 顔を真っ赤にさせながら、それでも恥ずかしいことを素直にしゃべったコイツが本当にかわいくてしょうがない。 俺は魅音が(俺が?)心行くまでお互いの唇を求め合った。 「ねぇ圭ちゃん…さっきから固~くなったオチンチンがおじさんの太ももに当たってるんだけどぉ~?」 「な、そりゃ。固くもなるわ!てか魅音、お前、オチンチンって…」 「へっ?圭ちゃん、なに恥ずかしがってんの~?もっと言ってみよっか?おじさん、圭ちゃんのオチンチン見てみたいな~♪」 「ば、バカ!見ても何も喜ばしいことなんてないぞ!ってウワっ!」 魅音が俺のトランクスを勢い良く脱がす。マイオットセイはそれにあわせて行儀良くコンニチワをした。 「あはは、圭ちゃんのオチンチン、なんだかカワイイ♪」 「魅音、それけなしてるのか?本気で悔しいぞ…」 「別にただの感想だって!気にしない気にしない!よっと!」 押し倒されて、魅音にのっかかられる。魅音は背を向けているが何かヤバイ気がする…。 「男の子はこういうことすると気持ちいいんでしょ~?」 魅音がペロペロと俺の温室育ちのオットセイを舐め上げるッ!これは…イイ! 「あっ、魅音んっ!これもレディコミの知識なのか? んっ!」 「へぇ~ちはぅよぉ~?コレは…ふぅ…詩音が教えてくれたの!」 「詩音?」 「悟史、だいぶ良くなったけどまだ退院してないでしょ?で、詩音が毎日お見舞いに言ってるのは知ってるよね?」 「あ、あぁ…」 「それでベッドの上の悟史に詩音はいつもこんなことしてるんだって~」 「それって色々問題ないか…なぁ魅音?」 悟史とはまだ一度しか会ったことないからどんな奴かよく知らないけど、あの詩音に言い寄られたら何も言えなさそうな奴だったよなぁ…。 「あとこんなこともするんだってさ~!」 魅音はチロチロとカリを舐めながら、その大きな胸でマイサンを圧死させようとしてきたッ! 「んっ!ちょ…魅音!!」 「圭ちゃんはおっぱい大好きだからこんなのもどぅ~?」 魅音は裏スジのあたりを周りの柔らかさと比べると少しだけ固い乳首で擦りあげてきたッ! 「うわっ、ちょ、魅音…それヤバイ!マジでヤバイ!略してマジヤバっ!!」 大きな快感が脊髄を通り抜けて、俺のオットセイが渾身のエネルギー弾を魅音の口の中に放つッ! 「うぇ…こほっ、んふっ…オホンっ!け、圭ちゃん早い!早すぎるよぉ~?」 「悲しいけど俺、童貞なのよね…」 「そんなこと知ってる~。でもこれって、こんな苦いなんて~。うわ~ん、圭ちゃん、えんがちょ~」 「な…なんてことを…」 「ウソ、ウソ!ちゃんと綺麗にしてあげるよ!」 自分でもびっくりするくらい出していた…。それを健気に舐めている魅音がすごくカワイイ…。 「ねぇ圭ちゃん?なんでこの子もう大きくなってんの~?」 それは魅音が回復系魔法を唱えたからだと思うが…。 それにしても男である俺がこうも、魅音に主導権をとられているのはまずいッ! ここらで一矢報いねばッ! 俺は我慢できずに後ろから魅音を抱きしめた。 「ちょっと~?まだ終わってないよぉ~!そんなに慌てなくても…」 「いや、俺はもう我慢できない!それにこんなにカワイイ魅音が悪いんだぁ~ッ!」 「ケダモノ~!しかも後ろからなんて…」 「魅音も初めてなんだろ?」 「えっ!?う、うん…そりゃもちろんそうだけど…」 「バックはあまり痛くないって言うしさ…」 「えっそ、そうなの…?」 「俺もよく知らんが何かで見たことがある…大丈夫だッ!」 「で、でも…きゃふッ!」 魅音を黙らせるには背中の性感帯を刺激してやればいい。そう、後ろをとった俺は魅音に負けない! さっきはいい様にやられたが、今度は俺の番だッ!そう、これからはずっと俺のターンっ!! 「入れるぞ、魅音っ!」 「ふっーーーーー!?」 俺は勢いよく魅音の中にオットセイをぶち込むッ!熱いッ!なんて熱いんだっ! コレが俺たちの友情の答えか…!なんてよく分からないことを考えながら、俺は腰を上下に動かし続けるッ! 「あ、ちょ、ちょっと待って、け、圭ちゃん!?うん、ほんのちょっと!」 「うるさいっ!」 背中を舐めて、片手で乳首を摘みあげて魅音を黙らせるッ! 「んふっーーーーー!?」 すごい…好きな女とつながっていることがこんなに気持ちいいなんて…。 俺は何ともいえない達成感とともに、魅音の中に思いの丈をぶちまけた…。 …。 「くくっ…ぷぷぷぷ…あははは…」 突然、魅音が笑い始める…。そんなに嬉しかったのだろうか? 「あはっ…くくく…はぁはぁ…もうダメだ…あひゃひゃ!あっははは!あっあひゃひゃひゃひゃ!」 「な、なんだよ魅音!?気持ち悪い笑い声出して…お前にはムードってもんがないのか?」 「へぇ!?だってさ…圭ちゃん。あひゃひゃひゃ、コレ見てみ?」 魅音が指差した先には俺が出したらしい飛沫があった。 「えっ、コレが…?」 「だからね、圭ちゃん?圭ちゃんが私の中に出したと思ったものがここに飛んでるってことは…最初っから入ってなんかなかったんだよ!」 「はっ?」 「おめでとうッ!圭ちゃんはまだ立派な童貞だッ!ぶっひゃひゃひゃッ!!あ~お腹痛い~!!」 「え、あの?…魅音?」 「どうしましたか!前原童貞兵ッ!あっひゃひゃひゃひゃひゃ!」 「っーー!」 「圭ちゃん、今晩のおかず、なんだろね?酢マタ!?ふふふっ…あはは、あひゃひゃひゃひゃひゃ!はぁ~もうダメ!死にそう…」 「俺如キニ…」 「へっ?何、圭ちゃん?」 「祟リ犯サレルナヨ!?」 「っーーーーーーーーーー!!!???」 俺は魅音を再び押し倒す。あぁーもう知らねぇ!もぅ俺キレた!もーぅ、何するかワカンネぇ! 「ちょ…圭ちゃん…冗談だって冗談ッ!あのあの、い、言い過ぎたよ、ゴメン!ねっ!」 俺は何も言わずにそそり立つ肉棒を魅音の秘部にあてがうッ!今度こそは逃さないッ! 「えっ!?圭ちゃん!?マジ…ちょ…タンマタンマ…うぅんーーーー!?」 今度はしっかりと入ったはずだ。魅音の顔が少し歪んだ。 と同時に強引にことに及んだことに対する罪悪感。 「み、魅音…大丈夫か…?」 「大丈夫かって…圭ちゃんがやっといて、そんな言い方ないよ…」 「あっ…ゴメンな…。その…頭に血が上っちゃって…」 「いいよ…。圭ちゃん、そんくらいじゃないといつまでたってもしてくれそうにないし…」 「な、なんだよ、それ?」 「圭ちゃんは、こういうことすごく優柔不断だもん。だからわざと圭ちゃんを怒らせたり、主導権とってみたの…」 「う…」 「私たち、しばらくこういう関係が続きそうだね…。顔色一つ変えずにエッチなことしてくるような圭ちゃんはまだ想像できないな…」 「あはは、俺そんな風に思われてたのか…。でも俺、そんな風に人の顔色伺って、自分のしたいようにしない魅音も好きだぜ…!」 「っーーーー!?」 「うん、カワイイ、カワイイ」 「ちょっとぉ~、圭ちゃんバカにしてるでしょぉ~!って、あふぅん!?」 動くのをやめていた腰をまた動かし始める。だがすぐに絶頂を迎えてしまうッ! 「魅音、出すぞ、んっ~~!」 「ふぇ…?も、もう?」 俺のオットセイは空中で火を吹き、それは魅音の背中にかかった。 「でも、圭ちゃん…ちょっと早すぎ~!」 「う…すまん。それはこれから特訓していくということで…」 「しょうがないなぁ!めでたく童貞を卒業した前原圭一に私、園崎魅音が一生、訓練に付き合ってあげよぅ!」 「ははは…なんだよそれ…。」 そのときした、魅音とのキスはとても甘かった。 …。 「ねぇ圭ちゃん…何か足音聞こえない…?」 ことも終わり、服を着ているときだった。俺たちは着替えを止め、音の出所を伺う。 「や、やばくねぇか…こんなとこ見つかったりなんかしたら…。 「しっ!」 カッカッカッ…ガララッ! 「WAWAWA、忘れ物~♪レナは~豪快にぃ~鞄ごと忘れ物しちゃったんだよぉ~、だょ?」 レナだ!あのバカ!なんでこんなときにッ! 「うぅん?誰かいるのおッ?」 レナの声は確実に俺たちのいるあたりに投げかけられていた。 「にゃ、ニャ~~~♪」 「ば、バカっ!」 よせばいいのに魅音が猫の声まねで答える。しかも全然似ていないッ!こいつは真性のアホだ! なんでこんなやつ、好きになっちゃったんだろう…。 「なぁんだネコさんかぁ~、ビックリした~」 ちょ、バカはあっちにもいた!なんなんだ、ココは? 「そうです。ネコさんです~」 魅音が鼻をつまんで応える…。オイオイッ…。 「ここのネコさんはお話もできるんだねぇ~」 カチャっという音に一瞬遅れて、パッと教室に明かりが灯った。 「って騙されるとでも思ってんのか、このお子ちゃまカップルがぁ~!!」 ビビクゥ! レナさんの怒鳴り声は半端じゃなかった…。 「ねぇ、魅ぃちゃん…さっきおばあちゃんから電話があったよ…?そちらのおうちにうちの魅音はいませんですか~って。早く帰った方がいいと思うな」 「えぇっ!?ま、マジ?じゃっ、じゃあね、圭ちゃんにレナ!また明日~!」 魅音がものすごい勢いで教室を出て行った。 「さぁて圭一くん?何があったか教えてもらおうかな、かな?」 レナさんが…俺に近づいて…来るッ!!! …。 帰り道。とっぷりと夜は更け、かえるの声がうるさい。 その帰り道で俺は罰ゲームからレナが来るまでのことを詳細にゲロっていた。 そのたびにレナは楽しそうに相槌を打っていた。 なんとか友情関係が崩れることはなさそうだ。 「で、結局。圭一君は3回もイっちゃったんだ!?」 「はい、その通りでございます、レナ様」 「しかも一分で…へぇ~すごいね、あはははは」 こうなったらもう笑うしかない。俺とレナは雛見沢の夜道で気持ち悪いくらいに大声で笑いあっていた。 「あっはははははは!ぶわっははははは!」 「ねぇ、圭一君?」 レナの歩みが止まる。 「ん、何だ?」 「早すぎ」 喉が、痒い… 終
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「…………いてぇ」 ギシギシとベッドのスプリングが軋む。 あー、こんな事になるならプロレスの話題なんて振らなきゃよかった。 ……そもそも詩音の家に遊びに来たこと自体が間違いだったのかもしれない。 「で、これがバックドロップです。さっきとの違い、分かります?」 知るか、そんなの。 分かるのは俺が痛い思いをしているという事だけだ。 「……俺が悪かった。もうプロレスの投げ技なんてどれも似たようなもんだ、なんて言わないからやめてくれ」 「まぁまぁ、そう言わずに。次です。これがフロントスープレック……きゃっ!?」 詩音は両腕で俺を抱きかかえ、投げようと持ち上げた瞬間に足を滑らせた。 バランスを崩した俺の肘が、詩音の顔面に……入れさせてたまるかッ! とっさに身体を捻り、ギリギリで最悪の事態を回避する。 「……あ……あっぶねぇなぁ!! あんまり調子の乗ってると、こういう事になるから……って」 詩音がぼーっとした表情で俺を見つめている……。 ふたりきりでこういう表情を見せる時、詩音が考えている事はひとつしかない。 いや、まぁ、うん。 俺が押し倒したような体勢ではあるけどさ……。 「……圭ちゃん。やられてばかりじゃつまらないですよね? ……私に寝技、掛けてみますか?」 「いやでも、昼間からそういう事をするのは、ちょっと健全じゃないというか……」 「プロレスごっこをするのに昼も夜もないと思います……」 そう言って俺の首に腕を絡める詩音。 ……プロレスごっこねぇ。 ま、まぁそういう事ならいいかな……? ………………。 いやいやいや、ダメだろ!? ちゃんと付き合っているわけじゃないんだから、ほいほいと誘いに乗るのは良くないって。 「……詩音。やっぱりさ、や……おおぉ!?」 なんて事を考えていたらグルンと体の位置を入れ替えられてしまった。 流れた詩音の髪が俺の鼻をくすぐる……。 ……ん、いつもと匂いが違う……? シャンプーを変えたんだろうか……って、そんな事を考えている場合じゃない! 「圭ちゃんが掛けないなら、私が掛けちゃいますね……」 詩音の唇が迫ってくる……。 って、おいおいおい! 「ちょっと待てッ!! そんなの技でも何でもないだろッ!?」 「そんな事はありません。れっきとした技です。技名は、えーっと……『圭ちゃん大好き』です。圭ちゃん大好きーッ!!」 「ふざけん……んんんーーー!??」 反論する前に口を塞がれてしまう。 鼻歌でも歌うように、ちゅっちゅと俺の唇を味わう詩音。 俺は詩音の肩を掴み引き離そうと試みるが、快楽に支配されつつある身体は思い通りには動いてくれない。 「……ん……だ……から、やめ……んんっ……!」 口を開くと、今度は舌をねじ込まれた。 舌を絡められると身体から余計に力が抜け、頭の中の大切な物をガリガリと削り取られていく。 そして、お互いの唾液が混ざる音に粘り気が出始めた頃には、俺の手は詩音の腰に添えられていた。 ……俺が思うに、キスってのはある種の呪いなのではないだろうか。 口を使い、相手に己の考えを伝播させる呪い。 なんでそう思うのかっていうと……。 詩音にキスされると、俺はいつだってすっかりその気になってしまうからだ……。 ……詩音は俺が抵抗しなくなったことを確認すると、満足そうな表情で口を離す。 そして、糸を引く唾液を拭いもせずに馬乗りになった。 「圭ちゃんって、寝技には強いんですね。全然ギブアップしそうにないです」 「……そりゃ強いさ。誰かさんに鍛えられてるからな……」 「……でも圭ちゃん。強いなら、こんなとこに凶器を隠し持たなくてもいいんじゃないですか?」 「……凶器って……?」 「これです、これ」 詩音は後ろ手で俺の股間をまさぐる。 「……それは凶器じゃない……」 「いーえ、絶対に凶器です」 「だったら確認してみるか……?」 俺はカチャカチャとベルトを外し、ズボンとパンツを一気に膝まで下ろす。 股間には詩音が凶器だと言い張るソレがそそり立っていた……。 詩音は肩越しにソレをまじまじと見つめている。 「やっぱり凶器じゃないですか!」 「これのどこが凶器だっていうんだよ……?」 「だって私、これで突かれて血を流した事があります……」 「あぐぅ!? ……そ、それは……」 「……とっても痛くて……私、泣いちゃいました……」 「で、でも、今日のソレは危険じゃないかもしれないだろ!?」 「……そうですね。それじゃ、危なくないかチェックさせてもらいます」 詩音は俺の股間へ向き直ると、胸の辺りに腰を下ろした。 そのまま身をかがめ、俺の凶器を手に取る。 「やっぱり怪しいですね。ちょっと失礼して、っと……」 詩音は凶器の先端部分をつまみ、側面にくちづけした。 ちゅくちゅくと吸いながら根本までじっくりと確認する。 「……どうだ……? ……ぜ、全然危なくないだろ……?」 「ん~、これだけじゃ分かりませんね。こっちとか怪しいですし」 今度は凶器の裏側を確認するつもりらしい。 指でくい、と凶器を倒し、裏筋を舌先でちろちろと舐める……。 「……どうしたんですか、圭ちゃん。さっきから呼吸が荒いですよ? これを調べられると不都合なことでもあるんですか?」 「……そ、そんなことはねぇよ。す、好きなだけ調べろ……」 「当然です。最初からそのつもりですから」 詩音は凶器を口に含むと、ゆっくりと上下に動きだした……。 「……んん、ん……ふぅ……ん……」 口の中で舌を這わせ、凶器を丹念に調べ上げる。 ……ザラザラした極上の感触のせいで、詩音の頭を押さえつけ腰を突き動かしたい衝動に駆られてしまう。 もちろん、そんな事をするわけにはいかないが。 (……さて。どうしたもんかな、これは) それはそれとして、眼前の状況をどう処理すべきか熟考する。 凶器を調べることに夢中なせいなのだろう。 最初は俺の胸辺りにあった腰が徐々に後退し、今では俺の顔の上にあった。 それで、だ。 普段のロングスカートであればこんな事にはならなかったんだろうが、今日は似たようなミニを穿いている。 ……そのせいでスカートの中が丸見えなのだ。 (……まだキスとフェラチオだけなんだけどな……) 今日はまだ、俺は詩音をまったく愛撫していない。 それなのに詩音はぐしょぐしょに濡れていて、薄い布地越しに秘部をはっきりと確認できた。 いきなり舐めてやろうかとも思ったが……もう少しお遊びに付き合ってやるか。 「……詩音。俺の凶器を調べるのはいいけどさ。お前はどうなんだよ?」 「んん……? ……何のことですか?」 「ここだよ、ここ。こんなに濡れて……かなり怪しいぞ? ここに凶器を隠してるんじゃないか?」 「え……? …………あっ!!」 俺の言っていることに気づき、詩音は赤面する。 いくら知らない仲ではないとはいえ、この距離で濡れていく様を見られれば恥かしいに決まっている。 ……勃起する様子を観察された俺の気持ちを、少しは理解してもらえたのなら嬉しいのだが。 「……い、いつから……見てました……?」 「そうだな。……この染みがほとんど無かったときから、かな?」 「………………ぁ………ぅ………」 「詩音だって俺のを調べてるんだ。俺も調べたっていいよな?」 「……あ、あの……」 「いいよな?」 「……………………はい」 許可が下りたので調査開始だ。 まず怪しいのは、このぷっくりと膨らんだ突起だ。 それを舌先で刺激すると、詩音の口から喘ぎ声が漏れた……。 さらに身をこわばらせ、突起自体も心なしかぷるぷると震えているように見える……。 怪しい、怪しすぎる! ……これは徹底的に調べる必要があるな。 俺は詩音の潔白を信じながら、舌で突起をしつこく弄り続けた……。 「……ん……ぁ……はぁ……。……け……ぇ……ちゃん……。……そ、そんな所を調べたって……何も出てきませんよ……?」 ……それもそうだ。 凶器を隠すとしたら……ここか。 俺は凶器の隠し場所らしき箇所に舌を侵入させようと試みるが、下着が邪魔で上手くいかない。 「……詩音。この布切れが邪魔で奥まで調べられないんだけどな」 「……そ、それなら取っちゃっても構いませんよ。……この凶器、危険じゃないみたいですから、これを使って調べてください……」 詩音は腰を浮かせ下着を脱ぎ捨てると、俺の下腹部に腰を移す。 俺はその間にズボンからコンドームを取り出し、慣れた手つきで身に付ける。 ……こんな物を常備しているのが少し悲しい。 「……どうぞ。思う存分調べちゃってください……」 詩音が腰を下ろすと、凶器との疑いが晴れたソレがつぷつぷと詩音の中に沈んでいく……。 「……ど、どうですか……? ……凶器、見つかりました……?」 「……急かすなよ。これから調べるからさ……」 俺は詩音の中をじっくりと調べ上げる。 見落とすことなど無いよう、角度を変え何度も何度も。 ずりずりと擦り続けていると、詩音の呼吸が荒くなってきた……。 「……どうした、詩音? もうギブアップか?」 「……ギ、ギブアップって……? ……きょ、凶器を調べてたんじゃないんですか!?」 「甘いなッ!! 勝負はとっくに再開されているんだぜ!!?」 俺は繋がったままの詩音を抱え上げ、仰向けに寝かせるとそのまま覆い被さった。 そしてお互いの指を絡め、手をしっかりと繋ぎ、休むことなく詩音を攻め続ける。 「……ぁ……ぐ……や、やっぱりソレ、凶器だったじゃないですか……!」 「危険が無いと判断したお前が悪い! ほれ、さっさとギブアップしちまえッ!!」 「……だ、誰が……んん! ……け、圭ちゃんこそ、もう限界なんじゃないですか……?」 ……詩音の言うとおり、俺の限界もすぐそこまで迫っていた。 とはいえここまで来ると、もう意地だ。 何が何でも先にギブアップさせてやる! 「……あっ……はっ……ぁ……ん……ああ……!」 詩音がイヤイヤするようにかぶりを振る。 これは詩音が絶頂を迎える寸前という合図だ。 ……当然だが、この勝負は俺に分がある。 詩音の弱点なんて知り尽くしているし、そもそも詩音の中を鍛え上げたのは俺なのだから。 「……う……あ…………ああ……ッッ!!!」 詩音は一際甲高い声を上げ、身を反らし……果てた。 ほぼ同時にきゅっきゅっ、と締め付けられた俺自身も達し、詩音の中で脈打つ。 …………俺はお互いの荒々しい呼吸を耳にしながら、激闘を制した余韻に浸っていた……。 「……圭ちゃん……。……この勝負……」 「……ああ。この勝負は……」 「私の勝ちですね」 ……………………は? 「ちょっと待て! お前の方が先にギブアップしただろうがッ!?」 「……何を言ってるんですか? 圭ちゃんが先にギブアップしたじゃないですか!?」 「いーや、お前だ!」 「いーえ、圭ちゃんです!」 お互い譲らず、平行線のまま。 となれば、勝負の行方は当然……。 「…………それなら……もう一回勝負しますか……?」 「……の……望むところだ!! 今度こそ、白黒はっきりさせてやらぁッ!!」 ……とまぁ、当時の俺たちはこんな感じで、じゃれ合っているんだかセックスしているんだかよく分からない事をしていた。 この日は三回の勝負で決着がつかず、後日の再戦を約束してお開きになったと記憶している。 こういうのは曖昧な関係だったからこそ出来たことで、今やれと言われても出来ないだろう。 この後、しばらくして俺と詩音は正式に付き合うことになる。 その際に俺と魅音の間で色々とあったのだが……まぁ、その話はまた別の機会にってことで。 Chapter-1 Hold me tight Chapter-2 アンダースタンド1
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煉獄の七姉妹(れんごくのななしまい)ベアトリーチェの手による上級家具。ルシファーは、長女であり即ちリーダーでもある。その為、彼女は姉妹で最も強いと自称しているが、実は自分が姉妹でもっとも劣っていることを自覚している。しかし、それを悟られまいと、彼女は今日も傲慢に振舞っている。バレたら、どれだけ妹たちに蔑まれるかに怯えながら。 レヴィアタンは、長女ルシファーに妹代表として意見する立場にある。本来は嫉妬深く残忍な性格で、弱みを見つけることにも長けている。しかし、嫉妬深いというよりは泣き虫でわがまま。なぜか要領が悪く、いつも姉妹の順番ではいつもビリになり、貧乏クジを引いて泣いている。 サタンは、いつも怒っている姉妹の委員長格。矢継ぎ早に叱り声が飛び出すので、姉妹たちには怖がられている。その為、誰も自分には言い返してくれず、実はいつも寂しがっている。時に、わざと怒られるようなことをするのだが、姉妹たちは叱り返してくれず、寂しい。 ベルフェゴールは、寡黙で真面目でもっとも家具として信頼されている。しかしそれは、主を怠惰な豚にするという悪魔的な欲求のためでもある。その意味では、姉妹の中で、もっとも模範的な悪魔と言えるだろう。真面目すぎるのが欠点。逆に、自分が親切にされるのに慣れていない。 マモンは、非常に手が早く、他の姉妹にも遠慮がない。強欲で独り占めがモットー。その為、姉妹のトラブルの先陣や火種は大抵彼女となる。しかし自分の感情に最も素直であり、姉妹で一番異性に尽くすタイプでもある。強欲だが努力家で、その寵愛を永遠に独り占めにするために、労を惜しまない。 ベルゼブブは、美食家と大食家で知られる姉妹のグルメである。マモンと性分は似ていて、互いに早い物勝ちをよく競い合っている。また、いつも食べ物の話ばかりしているので、姉妹の和ませ役でもある。しかし、美少年をさらいワインやチーズの変わりに監禁したいという物騒な嗜好も…。 アスモデウスは、姉妹の末の妹として誰からも可愛がられている。その為か、ちょっぴりHな話題になると彼女だけ敬遠されてしまっている。姉たちに一人前だと認めてもらう為に、ずっとボーイフレンドを探している。しかし高望みが過ぎている為、決して現れぬ王子様に妄想の中で尽くす毎日だ。
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前のお話 梨花ちゃんのターン 梨花ちゃんからお風呂のお誘いがあった。 ……これだけを見ると俺の妄想に思えなくもない単語の連立だ。そう、これが我がおつむの見せた阿呆な夢想であるならば、一度目を深く閉じ、呼吸した次の瞬間にはからからに乾いた現実が眼前に広がっているはずだった。 果たしてどうだろうか。 「お湯……もう張ってあると思うから……」 と俺の胸の中でしとやかに言う梨花ちゃんがいた。 俺は確信する。これは夢ではないのだと。性交で達した余韻に浸る梨花ちゃん。そして上気した頬を震わせながら発せられた言葉。 俺は感涙するのであった。 「よし、じゃあいこうか」 梨花ちゃんの気が変わらぬうちにと風呂場へ促す俺。きらりと白い歯を見せて微笑んだつもりだが、萎えた息子を素のままぶらさげた今の格好にはかなり相応しくなかった。というか情けないことこの上ない。少し鬱になり冷静さを取り戻した。 そして梨花ちゃんの様子がおかしいことに気づく。 「梨花ちゃん?」 俗に言う女座りをしていて、倒れそうな上半身を畳に両手をつくことで支えている。俯いたままだったので、俺は遠慮なくワンピースの隙間から覗く谷間と美脚を眺められていた。 ふ、と梨花ちゃんが顔を上げる。 申し訳なさそうに、また恥ずかしそうに笑って、 「あ、あはは…腰が抜けちゃって立てないわ……」 と言ってきた。 「…………」 絶句する俺。潤んだ瞳から投げかけられる、ある種自然科学などで表現しきれないような引力でも兼ね備えているのではと愚考せずにはいられない視線が、俺の顔の辺りを彷徨っていた。梨花ちゃんはその間にも自分で立とうと、脚をもじもじと動かしていたのだが、 「あ……」 再び倒れそうになる。そうなれば当然俺が梨花ちゃんの身体を支えるのも当然の行為であって。今度は背と膝裏にそれぞれ腕を通し、抱きかかえた。 「ありがと……圭一」 「軽いなー梨花ちゃん」 そのまま風呂場に直行。と言っても狭い梨花ちゃんの家ではそれも数歩なのだが。 脱衣所まで来て、もう大丈夫だと梨花ちゃんが言うのでそっと下ろす。まだ膝に上手く力が入らないようで、かすかに震えていたがよろめくほどではなかった。 そんな梨花ちゃんを見て俺はある光景を思い出していた。 冬の雪中。追いかけてくる梨花ちゃん。振り返りざまはじめて想いを告げられたこと。 「……いち? 圭一?」 はっとして気づく。梨花ちゃんの顔がすぐ近くにあった。 「え…あ、な、何だ?」 「だから、先に入っててって言ったのよ」 「あ、おう、わかった」 中に入ると確かに湯が沸いていた。いつ沸かしたのだろうと疑問が浮かんだ。エッチの前の行動を顧みて、そういえば梨花ちゃんがお風呂を入れた直後に押し 倒したんだっけと納得する。しかし、割と長い時間体を重ねあわせていたような気がするんだが……そんなに経っていなかったんだな。 梨花ちゃんの家のお風呂は銀色の浴槽だ。お湯の色が透明そのものであり、これは隠せないなーと思わずにんまりしてしまう。床はタイル貼りだ。 小さな椅子が端に二つちょこんと置いてある。シャンプーとリンスが蛇口のすぐ真下、浴槽の縁に乗っていた。 かけ湯を三回してから俺は浴槽に浸かった。 「はぁ~……」 溢れるお湯が波音のように聞こえて安らぐ。ふむ。たとえば俺が岬に立っていたとして同じような溜息が出せるだろうか。いやいや、出ないだろうな。 時にこの狭さがいいんだ。立ち上る湯気が閉じ込められ、視界をどこか幻想的にして頭がぼーっとなる。それはお湯の熱さに包まれてますます促進され、 俺は今きっととても阿呆な面をしていることだろう。 「梨花ちゃーん……、気持ちいいぞー」 エコーがかった声。ちょっと言ってみたかった。 「そう、よかったわ」 曇りガラスの向こうで梨花ちゃんが動く。ぼやける輪郭が身体の丸みをより強調しているように見える。 全裸を間近に見たはずなのにこのドキドキ感は一体なんだろうな。 「それじゃ、私も入るわね」 心臓が一つ跳ねた。 何の躊躇いもなく扉が開き、頭にタオルを巻いた梨花ちゃんが入ってきた。 「うーん、二人だと狭いかしら?」 どこを隠すまでもなくすっぽんぽんだった。堂々としすぎではなかろうかと思うほど。 少し距離を置いて、割りと冷静に眺めた梨花ちゃんの裸は性交時とはまた違った魅力をもって感じられる。 理性を失ったときには俺の性欲を掻き立てる妖艶さだけが目に付いたのだった。いや、全てが妖艶に見えたといったほうが正しい。 しかし今は、梨花ちゃんのスタイルが俺だけの芸術品のように映る。 だが。芸術というものは多数の人に認められることによって品となりうるのであり、今ここで俺、 前原圭一だけのと言うのは少しおかしい気がする。だが、その疑問に答えられるだけの言葉を俺は知っている。 それを、「愛」と……人は呼ぶのだ……。俺にとってのみ芸術たりえなければならない梨花ちゃんの裸……。 「ふ……」 「あんまりじろじろ見ないでよ」 「がぱむっ!?」 梨花ちゃんを見つめたまま意味の分からない思考に耽っていた結果、洗面器を顔に被せられた。視覚を封じられた俺は 妄想へと走るしかなかった。といっても、単に梨花ちゃんの裸体が映像として頭から離れなかっただけだが。 柔らかな曲線でもって、腰のくびれ、太もも、ふくらはぎの女らしさが強調されていた。撫でさすれば俺自身の 手の荒さが際立ちそうな肌のきめ細かさ。そう、何の汚れもない玉露だけが梨花ちゃんの体を伝うのに相応しい。 胸部の膨らみは、おそらく未だ発展途上の梨花ちゃんの身体で一番母性を醸し出している部分。年齢と外見を考えた場合、かすかに残るあどけなさが母なる大地(裸体のこと)とのギャップを生み出して、俺は悶々とさせられる。 現実的なことを言うと、カップはCだ。本人はもう少し欲しいなんて言っていたが、それでも十分だった。 形は綺麗だし、触り心地も申し分ない。何より感度がいいのが俺には一番嬉しい。 ちなみに先端の突起と身体の中心部分は湯気で隠れていた。最近の仕様だな。 妄想中、ばしゃ、ばしゃと何回かお湯をかける音がしていた。梨花ちゃんがお湯の熱さを確かめるような溜息を吐いて、 「圭一、ちょっと詰めて」 浴槽に身を入れてきた。俺は被っていた洗面器を放り投げ、成り行きに目を凝らした。二人分の容積が、 盛大に湯船からお湯を追い出していた。眼の前には滅多に見ることができないであろう梨花ちゃんのうなじ。 視野を広げると首の所々にキスマークがあるのが分かった。髪をかき分けて首筋を何度も攻めていたのを思い出す。 「ふふふ」 目尻を下げて、満足そうに微笑みながら半身で俺の方に迫ってくる。思わず後ずさろうとしたのだが、 いかんせんここは風呂の中だった。 「たまには、こういうのもいいわね。離れようとしても叶わないし、お湯の中独特の身の軽 さとその逆の動きづらさが……ふふ……体を寄せるのは自然なことでしょ?」 「…………」 俺はどきどきして反応の仕方が分からずにいた。頭にタオルを巻いた梨花ちゃんは新鮮だった。普段からトレードマークの 長い黒髪。それも梨花ちゃんを見る上で魅力の一つなのだが、今は顔だけがはっきりと目の前にあって、なおいっそうの可愛さを感じずにはいられない。 「ん」 そう考えているうち、無意識にキスをしていた。下唇、上唇と順番に触れ、軽く吸う。顔を離すと、梨花ちゃんには珍しく、情熱的な視線を投げかけてくるので俺は恥ずかしくなった。だから、梨花ちゃんを前に向かせて後ろから両腕を回した。 耳元に口を寄せる格好になる。まだキスが足りないのか、振り向きざまに可愛い舌をぺろりと出してくる梨花ちゃん。 さらに、濡れて火照った手を俺の後頭部に回し髪を撫でる。そうして感じる頭皮へ早く指輪の固い感触を加えられたら、と改めて思った。 「梨花ちゃん……」 「ん……何?」 呼んだだけなので普通に返されて少し困った。ああ、そうだ。 「梨花ちゃんって処女だったんだよな」 「当たり前じゃない」 「うん、にしては血出てなかったし痛がってなかったなーと思って。……あ、あのときは気 にする余裕がなくて、今更だけどごめんな」 欲望のままに腰を振ってしまっていた。梨花ちゃんが処女だっていうことは自明の理だったはずなのに……。 「処女だからって血が出るわけじゃないらしいわよ。そもそも膜はセックス時に必ず破れる ものでもないし。血は、膣が傷ついて出る場合もあるみたいよ」 「そうなのか」 「痛みは、なかったといえば嘘になるけど……」 そこで少し顔を赤らめて、 「あのときは飛んでたから。すごく気持ちよくなっちゃって……って何言わせるのよっ。私 が感じてたのなんて圭一が一番よく知ってるはずでしょっ」 と言いつつ顔にお湯をかけてきた。 「んー? いやーできれば梨花ちゃんに過去実況してもらいたいなー」 にやにやしながら俺は言う。 「そ、そんなのできるわけないでしょ」 「二回目は淫語の連発で凄かったじゃねぇか。あ、思い出したらまた興奮してきた」 二度の射精で元気をなくしていた息子が、むくりと勃ち始める。 「え? ひゃあ!」 先端がお尻の辺りに触れて梨花ちゃんがびくりと震える。感じたというよりくすぐったさの方が勝ったような反応だった。 柔肌がくにくにと亀頭を刺激する。気持ちよくて、つい梨花ちゃんに押し付けるようにしてしまう。これも男の本能哉。 「け、圭一っ……あ、当たってるからっ……」 体を捻り、腕の中から逃げようとする。湧き上がる湯気が、困ったような嬉しいような引きつった笑みの上に馴染んで、いつもより赤みを帯びているように見える。 「これ……お尻に擦りつけるだけでイキそうだな……」 「え? だ、駄目よ、お風呂の中でなんて、絶対駄目!」 「わーかってるって。ほい」 そう返して体を離した。途端、びきびきに反り立っていた息子が頭を垂れていく。 「い、いいの? しなくて?」 「ん? ああ。そうそう勃つたびに射精してたら体力がすぐに底をついちまうからな」 朝なんて毎日のように屹立しているし。 「そう……」 「んん? あれ? もしかして梨花ちゃんしてほしかったか?」 歯切れの悪い返事の理由を俺なりに推測した質問だった。というかこれしか思いつかない俺はそうであってほしいと 願っているに違いなかった。梨花ちゃんに比べれば圧倒的寡数のSの気が小人のごとくきゃーきゃー騒ぎ出す。 「なっ、そんなことあるわけないでしょ!」 「じゃあ、股の間に差し込まれたその左手は何なのかな~?」 ぴしっ……。 梨花ちゃんが固まった。沈黙。 外で蛙が呑気にげこげこ言っているのが聞こえた。 額から冷や汗が流れ出る。空気も固まったような気がしたからだ。 「圭一……?」 「はははい!」 水面に波紋が広がっていく。それは異常なほど早鐘を打つ鼓動が原因であり、まさに俺の動揺そのものを体現した 波跡だった。透き通るように白い梨花ちゃんの背中にたどり着くと、ふっと消えるか進路を変えるかしてその体(てい)を失う。 背を向けているはずなのに、体のあらゆる箇所を捕捉されている感覚。これで電気でも消えたならまるっきりホラーだ……。 油が跳ねたような音が数回して、天井を仰ぐと電気が明滅を始めていた。 ってマジかよっ! 「け、い、い、ち?」 「ひぃっ!?」 ふっと光が落ち、外の闇と同化する風呂場。暗順応するにはまだ時間が足りず、視点をどこに定めればいいか混乱する。 その間にも目の前でゆらりと動く影があった。間断なく響く水滴の落ちる音と、それを打ち消すかのごとくタイルを激しく叩く水音がした。 蛇口をひねったのか……? 五感を研ぎ澄ませる勇気もないのに訝る思考だけはまともだった。 「――っ!?」 突然ひやりとした感触が両頬を包んだ。氷のような水滴が首筋を伝い、胸にまで流れていく。お湯と溶け合う前の境目で、 その温度差による気持ち悪さが胸付近を漂った。 「圭一……。あまり調子に乗らないでね……」 「――」 指先が顔を這う。触れるか触れないかといった感触。計算されたように産毛だけをさすられて、ぶるぶると震えた。やがて、親指の腹が睫毛を撫で始め、ようやく暗闇に慣れてきた視界を塞いでしまった。いや、閉じられる前にかすかに見えた妖しく光る瞳。 あれは長く見るものではないのかもしれない。 「はぁ……」 冷たい息が口元を弄んだ後、口内に侵入してきた。奪われたといったほうが適当なキス。 たった今凍えさせた唇を彼女自身の熱さで癒していく。俺は今、俺の体を覆う影の思うがままだった。 次第に、二人触れ合っている部分にはとろみがついていく。それは舐めとろうとしても叶うものではなく、 絡めとるだけの行為に終始してしまう。終わりのない循環。有機体に過ぎない自分には過ぎた行為だと思った。 永遠を連想して、時間感覚が限りなくゼロに近づいていった。 口が離される。 「圭一のエロ本、藍子と伊知郎の目の前に出すわよ」 「!?」 ぱっと電気が点いた。梨花ちゃんの顔と胸がかなり眩しく映った。 「な、なぜそれを!?」 「とぉ~っても痛そうで、でも楽しそうなプレイがあったけど」 邪悪に笑う梨花ちゃん。怖ぇ。 「あんなのがしたいの? 圭一?」 「いやっ、あれは、俺のじゃないんだよっ」 「ふぅーん?」 「本当だって!」 「まぁ、そういうことにしてあげるわ」 そう言って梨花ちゃんは湯船から上がった。 「というか。私がいるのにエロ本なんて持ってんじゃないわよ」 刃のように鋭い双眸を向けてくる。何で銀色に光るんだよ。 「申し訳ありません……」 「ったく。これからは欲求不満になったらすぐに私を呼びなさいよね」 「…………」 すごいことを言われた気がする。しかし梨花ちゃんは自分が言ったことの意味に気づいていないようだ。 「それより、さっきのキス興奮しなかった?」 一転してきらきらした眼で尋ねてくる。 「俺は怖かったんだが」 「私は楽しかったわ」 ……この会話に普段の俺たちの関係が凝縮されていると思うんだ。 それから梨花ちゃんは体を洗い始めた。スポンジを泡立て、綺麗な肌をさらに綺麗にしようとしている。 繰り返すが、髪の毛は頭のタオルに収められているので、首から足先まではっきりと素肌が見える。 目が離せなくなるのも道理だとは思わないか兄弟。 「じっと見られていると照れるわね」 こっちに気づいた梨花ちゃんが手を止めて俺の方を窺う。 「まぁいいじゃん。減るもんじゃないし」 「圭一にはそうかしらね」 俺以外のやつには減るものなわけだ。 「そうそう。だから気にせず続けてくれ」 「気にするわよ……。じゃ、圭一が洗ってくれない?」 何ですと? 「え? いいの?」 「そう言ってるじゃない」 恥ずかしがる風もなく答える梨花ちゃん。別に照れる様子を期待していたわけではないが、あまりに さばさばした様子に面食らってしまう。逆に遠慮したいような気にもなったが、男として情けないので、 テンション上げ上げでいこうと思った。 「……ふっ。分かった。そこまで言うなら、この前原圭一が手ずから梨花ちゃんの体を奥の奥まで綺麗にしてやるぜぇ!」 意味深な発言になってしまったが気にしない。 「普通にスポンジ使ってちょうだい」 ぽん、と渡された。 「ですよね」 上がったテンションが泡と一緒に吸収されていくような気がした。 「人に洗ってもらうってのもいいものね。あっ」 「…………」 もくもくと手を進める俺。そうそうからかわれてばかりもいられない。なぜなら梨花ちゃんの背後からあらゆる場所に 手を伸ばしても問題なしな今のこの状況……。主導権は俺にあるはずだったからだ。梨花ちゃんは人のペースを崩して 自分の方に持っていくのが上手い。どうやらエッチをするときにはその特殊能力も少し影を潜めるようだが、油断はできない。 「あっ、やん」 「…………」 時折、本番のときよりいささか軽めの喘ぎ声が漏れた。 そうして、たいして時間もかからずに一通り洗い終わった。 「よし、終わったぞ」 「……随分あっさりと終わるのね」 残念そうな色を含んだ言葉に俺の目がきらーん、と光る。 にんまりと笑う今の様子を梨花ちゃんに悟られてはいけない。くっくっく……。 つー……。 「ひぃあぁあ!?」 まだ体についた泡を流していない状態で、梨花ちゃんの背筋を人差し指で撫でた。 雪景色の中にさらに白い道ができたようで、俺はおお、と感動の声をあげた。やばい、癖になりそうだ。 「あぁぁ…っあぁ」 何度も何度も上から下へ行き来する人差し指。梨花ちゃんの反応は上々だった。ふと思いついて、 愛してるとでも書こうと思ったがそれはさすがに恥ずかしいのでやめておいた。 ここで何となくの疑問が頭に浮かぶ。 「体の後ろって感じやすいのかな?」 「は?」 「後ろ、というか裏側な」 「……さぁ。自分じゃ見られないから前面よりは敏感っていうのはあるんじゃない?」 「よし! 確かめてみよう!」 「え? 確かめるって……きゃっ」 がばちょと後ろから抱きついて耳の裏に舌を這わせる。 「ひぅっ」 「耳たぶ~」 ぱくりと咥えて咀嚼。梨花ちゃんが甲高い声を上げる。外に聞こえているだろうなと考えつつも、空いた手を太ももの裏側へと持っていき、自分でもいやらしいなと思う手つきで撫で回した。 指の隙間を泡が埋めていく、それを掌に馴染ませ潤滑油のような働きを担わせる。胸ほどではないにしろ十分に柔らかい太ももだった。 「うぅ、んっ……やぁ、圭一ぃ……」 両膝を突き合わせて隠そうとする中心部分。内太ももを撫でていた俺の手は、当然その動作に何らの妨害もされなかったわけで。 梨花ちゃんも感じながらそこをいじられるのを期待しているようだった。しかし、俺はあえて焦らす。 「あ……?」 落胆した声。何でこんなに色っぽく聞こえるんだろうな。 「脇~」 右腕をどかしてそこだけ泡を落とした後、舐める。 「あ、あ、あはははー! ひっ、あはっ、や、やめてー、く、くすぐったい~っ!」 涙を浮かべて大笑いする梨花ちゃんの顔は無邪気なものだった。 ついでにわき腹もさすってやることにする。肋骨の筋にそって斜めに辿る。ついでのついででお腹にまで手を回すと、 指がおへそに引っかかったのでそこもかき回した。 「ひあっ、はっあっはははー! ひぃっーやはっ、やぁめてぇ~!」 大泣き状態になっていた。脇のくぼみを隙間なく堪能した俺は次の旨そうな箇所を探す。 ……何か変態みたいだ。 「ひっ、はぁ、あ、ははぁ…今更でしょー……」 心を読まれた。梨花ちゃんはたまにこういうことがあるから困る。 「さーて次は、そうだな。脚いっとくか!」 「ひぇ? あ」 上げたままにしていた梨花ちゃんの右腕を俺の首に回す。体操座りのようにして立てられた膝の下に手を通して 持ち上げた。ぐるっと俺側に反転させて下ろす。お姫様抱っこみたいな格好になった。俺の股の間に腰を下ろし、 左脚の方に梨花ちゃんの上半身が、右脚に下半身がそれぞれある。 「け、圭一……?」 絶景だった。もう今日は、結構戸惑う梨花ちゃんを見た気がするのだが一向に飽きない。俺が見つめると 恥ずかしそうに顔を背ける。頭のタオルをとろうとしていたので、それを静止する。力が抜けていなかったから、 そのままうなじの辺りをマッサージするようにした。んぅ……、と気持ちよさそうな声を出した。 「ぅあんっ」 梨花ちゃんの膝小僧をぺろぺろと舐める。膝はくすぐったくなるものだと思っていたが、意外や意外、結構感じているようだった。 「はっ、あはっ」 上半身を反らして必死に耐えようとしている。柔らかくばかりあった梨花ちゃんの体のうちで、 硬い部分というのも俺の舌先には新鮮だった。かすかな凹凸の隙間を埋めるように丹念に舐め上げていく。 右手が手持ち無沙汰になったので、足の指の隙間を四本の指で埋める。足首がびくりと動いた。これは くすぐったさの方が大きい反応だろう。さすがに舐めることはしない。だって人として、ひとりの男として あまりに情けなくなりそうだったからだ。 しかし……。 梨花ちゃんが足を突き出して、舐めなさいと高飛車に命令している様が浮かんだ。 ちょっとドキドキしてしまった。不覚…。 「はぁっ…ふっ……ぅんっ…ふぁっ、はぁん……」 荒い息が空中に溶けていく。回された手に力が込められた。しかし、はっとしたように力が抜けたので、 俺はどうしたのかと梨花ちゃんを見る。 「ごめんなさい。この傷……」 肩辺りを優しくなぞりなっがら申し訳なさそうにあやまる。 何のことだろうと不思議に思ったが、すぐに、最初のエッチのときに梨花ちゃんの爪がえぐった跡のことかと気づいた。 「いいってこんなの。男の勲章みたいなもんだ」 「そうなの?」 「ああ、だから気にしないでいい。つばでもつけとけば治るさ」 「そう、ありがとう。……ふふ、でも自分じゃつばつけられないでしょ?」 「ん? うおっ」 上半身を起こし、俺に抱きついてくる。吸血鬼みたいに首筋を舌でなぞってきた。ぞくぞくとした感覚が 背中を駆け巡り、一瞬意識が遠のいた。というか……、胸が、胸が……。胸に当たってドキがムネムネです……。 次はどこを触ろうかと考える。これまであえて胸とアソコは避けてきたが、そろそろ解禁といくか。 調査結果。梨花ちゃんは体のどこもかしこもかなり感じるようだ。しかし、それが梨花ちゃんにとって満足いくも のではないことが、最中の物足りなさそうな表情からも分かっていた。 結局は、あらゆる場所へのあらゆる刺激も最後にはここに行き着くのだ。 「ひゃあぅっ!」 梨花ちゃんの秘所はもう随分と濡れていた。だから何のためらいもなく膣内へと指を入れることができた。 突然侵入してきた異物にこわごわ反応する膣内だったが、間もなくして自分から求めるようにうねって吸い付いてくる。 俺がかき回せば刺激が大きくなるのも必然のことだった。 「あぁんっ! はひっ――!? ひぃ――っふうぅん、あぁっ」 もう絶頂が近いみたいだ。膣の締め付け具合がそれを教えてくれる。 今は力の限り俺にしがみついている梨花ちゃんだったが、イってしまえばきっとまた脱力するだろう。 それに備えて左腕で梨花ちゃんの背中を支える。 「はっ――っあぁあああ!」 潮が吹く。下半身がびくびくと震えていた。全身に女の子とは思えない力が入っているのが分かる。 伝わってくる。快感を逃さないようにと体を強張らせているみたいだった。 その姿はあまりにしおらしくて、愛しかった。 だから、快感を吐き出しきる前に俺は梨花ちゃんの唇を唇でふさいだ。 喘ぎ声というのは体を駆け巡る快感に耐え切れずに吐き出しているものだと思う。 だから、そこを閉じて快感が中で暴れまわるようにする。さらに、イったばかりの膣に再び刺激を与える。 「――っ!?」 梨花ちゃんの目が見開かれる。みるみるうちに充血していって、強く閉じたあと勢いよく涙が溢れ出した。俺の口内で叫んでいる。締め付けはさらによくなり、震えもよりいっそう大きいものになっていた。 俺を引き剥がそうとする梨花ちゃんだったが、俺はそれを許さずしばらく唇を合わせていた。 やがて観念したのか、抵抗することをやめた梨花ちゃんはすごく儚げで弱々しい表情になっていた。 涙の流れるスピードがゆっくりになった気がした。 そのまま少し時間が経った。 「ぷは」 「…………」 予想通りぐったりした状態の梨花ちゃんを見て、俺は満足した。薄く開かれた目が俺に非難の色 を向けていた。あまりにか弱くて俺はこれっぽっちも怯むことがなかった。にやりと笑って、梨花 ちゃんから溢れた蜜に濡れた手をかざす。 バツが悪そうに顔を背ける様子が、かなり可愛かった。 「髪を洗うのも手伝うな。長いと大変そうだもんな」 そう言って、タオルを頭からとった。シャンプーを手に取り髪の毛を優しく洗っていく。 「どうやって洗うのか分からないから、こうしてっていうのがあったら言ってくれな」 梨花ちゃんはこくりと頷いた。 そのままシャンプーを泡立てるだけの静かな時間が経過した。途中梨花ちゃんが何も言わないので(髪を固めて「アホ毛」とかやってみても無反応だった)、少し心配になった俺は、こっそりと横から顔を覗き見た。 とても気持ちよさそうにしていた。猫が顎の下を撫でられているかのような表情で、俺の手が右に力を入れれば左に、逆であれば右にと首を縮める。 当然、俺はそれを使命だと思い、梨花ちゃんの頭に猫耳を形作ったのだった。 終 あぅ、途中の停電は僕の仕業じゃないのです・・・。 あぅあぅ・・・、本当の本当に本当なのです。嘘は言ってないのですよ、あぅあぅあぅ~。